来ましたね！みなさん！弊社でもガッツリ利用しているWebRTCプラットフォームのSkyWayがリニューアルされました。（リリースおめでとうございます！）様々なアップデートがされたようです。

《主なアップデート》

同時通話人数を100人まで拡大
「Pub/Subメッセージング」モデルの採用
SkyWay Auth Tokenによるセキュリティ改善
管理画面の機能拡充

さっそくSkyWayを長く使っている身として試さねばと思い、気になったアップデートなどを実際使ってみて記事にしました。

新管理画面

skyway.ntt.com

もうトップページからガッツリ改修されております。 WebRTCというもの自体、ただでさえとっつきにくいのでそれを管理するページがチュートリアルがあり親切なのは安心できますね。

いやめちゃ整理されててシンプルで良！ enterprise planを使ってきた方や無料の旧バージョンを使った方が使えば、ぜんぜん違うのがわかると思います。

旧バージョンでは部分的に提供されていましたが、新バージョンではかなり見やすくグラフや表で利用量が見れるようになっています。これで利用状況をかなり掴みやすくなっていますね。毎月、利用量の差分や増減を見ているのでこれはとてもありがたいです。

Pub/Sub方式

https://skyway.ntt.com/ja/docs/user-guide/introduction/#26

Pub/Subという概念自体は既存のもので、一般的な概念はありつつも、WebRTCやオンライン会話といった状況での具体的にどう生きるかが整理されて書かれています。（私もちょっとふんわりしていたのですが、これ読んでしっかりつかめました。詳細についてはぜひドキュメントを参考にいただきたいですが、私は所感として3人以上の通話シーンでの各人の役割や、通信する内容をこれまで以上に認証含めて扱いやすくなったと思います。「通話の中で聞くだけの人」を作りたいシーンなどがわかりやすいと思います。ウェビナーなどのユースケースで活躍しそうですね！

チュートリアル・ドキュメント

skyway.ntt.com

こちらも全体的に更新されております。

https://skyway.ntt.com/ja/docs/user-guide/authentication/

認証に関しても、旧バージョンよりかなり細く設定ができるので、ユーザーごとにできることをスコープ設定する実装がプロダクト側では不要になりました。これは早く使いたい。

github.com

まずはJSのチュートリアルを見るのがオススメです。ルートトップに置いてあるREADMEを見てもらえれば動作手順も記載されています。旧バージョンではルームと呼ばれることが多かったユースケースのサンプルを試すことができます。複数人通話をすぐ試せるコードがtypescriptで100行程度で実装されています。特に特別な準備は必要なくすぐ試すことができました。

streamやpublishなど所見ではつかみにくいかも知れないので、その場合は一旦用意されている用語集に目を通しておくとあまりSDKの仕様を知っていなくても全体を捉えやすいなと思いました。

https://skyway.ntt.com/ja/docs/user-guide/tips/getstats/

また旧バージョンでも利用時によく議論に上がるgetStatsについてもドキュメントが更新されていました。